2010年9月21日火曜日

ELD500

GSセントラルの2泊1日イベント、ELD500を走りました。

自宅からキャンプ地に向けて出発しようと思っていた時刻の30分前、今回のルートブックは長すぎてマップケースに巻き取り切れないということが判明。軽量PPC用紙を使って作業を最初からやり直し。ああ、先が思いやられます。
当日は04:00前に起床して、04:30からブリーフィング。発表されたCPの開設時間などをメモして、排気量順にマシンを並べてスタンバイ。625SXCで真っ暗な中をスタートしたのは05:12でした。
まめなエントラントは上の写真(翌朝に撮影)のようにCP通過時刻などを細かく予定しています。僕はアベレージ27km/hベースで、09:30にCP1、11:45にCP2、16:15にCP3、20:00にCP4と通過して、ゴールETAは01:00というプラン。ブリーフィングで発表されたCPのクローズタイムによるとCP3とCP4には遅刻の見込みですが、だからといって単純に早めることは無理っす。
05:47。日が差して明るくなった頃に舗装路でクルッと回転するように転倒。さっそく小さな自信とリアウィンカーを失いました。しかもマシンと自分の足元の両方が滑ってなかなか起こせない。このあと数時間はヤバい感じの腰の痛みに苦しめられることになります。
07:16。70キロ地点。崩落が連続している区間を通過。左足を着きながら消極的に行くのはむしろ危なそう。
このあと08:53にCP1を無事に通過します。
09:24。131キロ地点。帯状に見えているコケのせいで舗装路では速度が上がらないけれど、この時点でのアベレージは29.3km/h。ゴールETAは23:00といったペースです。
09:50。143キロ地点。敵に見つからないようマシンを隠した。ではなく、木の枝に引っかかって抜けられなくなった。焦れば焦るほどフロントフォークあたりに絡まって、困ったことになっています。
本当のコースは数メートル右側。
10:13。145キロ地点。グリップの悪い登りの途中でスタック。押しもうまくいかず途方に暮れましたが、後続のA井さんが手を貸してくれ助かりました。
このあたりから、いちいちスムーズに進めなくなりました。上がった息を整えるための休憩も多く取らざるを得ません。
11:03。148キロ地点。これまでSXCで走った中で最悪の路面。段差とウォッシュアウトが目まぐるしく連続する落ち系ゲロ。というか無理だから系ゲロ。
いや待てよ。これは5月に230Fでギリギリな感じで攻略したT代山連続ステアケース!同じ場所をSXCで走らされてるよ〜。
この時点でのアベレージ23.7km/h。ゴールETAが03:30に遠ざかりました。
12:57。158キロ地点。最も苦手とする激坂登りをクリアできない。迂回路を探しまわりますが見つかりません。アベレージは一気に20km/hを割り、ゴールETAは07:30。
このままでは先へ進めないのでスタッフに連絡してエスケープコースの指示を受け、183キロ地点のCP2をクローズド後の14:25に通過。ステージ3へ進みました。
15:00。192キロ地点。これまでとは打って変わって快適な高速ダートが続きます。
すっかり元気になり、アベレージは20.8km/hに回復。
16:12。230キロ地点。マップの橋の絵からは想像も付かなかった景色にびっくりしながら天竜川を渡ります。アベレージは21.5km/hまで回復。ゴールETAは06:00。
16:53。253キロ地点。あと100メートルも走ればダートが途切れると分かっている所で手強そうな下り。タイヤの当て方を考えながら1枚。この程度ならば爽やかに楽しめるようになっている自分を感じた幸せな一瞬?
17:04。258キロ地点。ヘルメットの中でオオッ!と叫んでしまう素晴らしい景色を眺めながら補給食で休憩。
18:32。300キロ地点。この6キロ先でCP3に到着。この間、遅れを挽回できるほどにはペースが上がっていません。
ほぼ同着でCP3に入った他のエントラントとも相談し、先へ行くのは無理だと判断してゴール地点に直行することにしました。
キャンプ地には20時過ぎに帰着。
気力と体力は残っていたので不完全燃焼だけれど、速さが足りないのは事実なので仕方がないです。どうして速さが足りないかと言えば、普通に走っていても遅いうえに、転ぶから。登れないから。くそー。

でも、これこそ自分の趣味なんだと、楽しいと、今回はそう思いました。

超ボリュームのコースを準備してくれたスタッフの皆さん、走る勇気を分けてくれたエントラントの皆さん、感謝しています。また走りにいきます。

12 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。
    コースを作っておいてなんですが、
    皆さんよく500kmも走るよな~
    なんて試走で思っていました。(笑)
    そう言えば暗くなってからCPにnaoさん来られなかったので
    例のライトの具合確認できませんでした、残念。
    300kmの画像はどっちのライトでしたか?

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  2. ほんとにお疲れさま!
    前半の半分でしたが、充分楽しんでいただけたようで
    なによりです。ELD走ってみると、なんだこの程度のガレなら
    全然走れるじゃん、てな具合に自分が成長していくのが
    目に見えて分かるんで嬉しいです。
    コマ図に書いてなきゃあんなとこ走りませんからねぇ。
    また遊びましょう!

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  3. T代さん>
    お疲れさまでした。
    ほんと、なかなかアベレージが上がらない中での500kmだから
    大変なことですよね。アベレージ30以上を保てる走りができて
    初めて完走に手が届くなコレはと思いました。まだ無理です。
    X2は純正ライトよりは頼れるけど評価に苦しむ感じでしたよ。
    300kmの写真が4インチのハイビームです。

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  4. DR750Sさん>
    お疲れさまでした。
    せっかくのマップを全部しゃぶり尽くせないのはT代さんや
    DR750Sさんに申し訳ないんですけど、500kmにどこまで
    迫れるかのプロセス自体が十分に楽しいですね。
    経験値は間違いなく上がってきているから、そのうち自然と
    完走に手が届くはずだと思っています。
    それにはやっぱり成長していかないと。
    また遊んでください。

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  5. やっぱり楽しいですね。
    容易にに完走できると思えないから挑戦のし甲斐があるし。
    それにしても重力の大きさには逆らえません(笑)
    お互い次回は違うマシンですか?

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  6. 乙でした。
    来年こそはぜひ625SXCで完走を!

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  7. お疲れ様でした。
    きちんと写真で記録を残してますね。さすがです。

    ところでみんなが楽しくチャレンジ出来るように、「軽いマシンだと果たして楽を出来るか?」というところは今後も是正していきたいと思います。

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  8. びっしりメモ書いたのに一切役に立ちませんでした(笑) あ、マップもか……。

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  9. まふりかさん>
    ですね。こんな楽しいことはないから、まずはまふりかさんと
    同じ55まで走りたいです。その頃は65で走っててください。
    マシン、どうしましょう〜。
    ELD独特のカッコ良さはHPNやGSはじめ皆さんのマシンの
    デカさだと思ってきたので、勝手な願望としては
    来年もアフリカで走って欲しいんですけど
    ライト級なら間違いなくもっと先まで行けていたわけで、
    うーん。

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  10. JJさん>
    お疲れさまでした。今回もあれこれお世話になりました。
    完走は、これでも真剣にやってるんですけどダメですね(笑)。
    攻略マシンの選定は聞こえてくる次回コースの話などから
    じっくり考えたいと思ってます。

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  11. hamacさん>
    お疲れさまでした。いつも素敵な誘いありがとうございます。
    楽しくチャレンジできてますよ。ただSERやアフリカが
    本ルートを走らず「エスケープ」と聞いたときは正直
    さびしい気がしました。ELDでは今後もリッター級こそ
    普通であって欲しいところではありますが…
    実際ビッグは少なかったですよね。

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  12. 慶山さん>
    大変でしたよね。復活には半年くらい要するんでしょうか?
    後遺症が残ったりしないようがっちり完治してください。
    また遊びましょう。

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